成分辞典:グァバ解説
成分辞典

成分名グァバ Guava

糖の吸収を穏やかにするグアバ
糖質(炭水化物)は、体内の酵素により最終的にブドウ糖に分解されることで小腸に吸収され血糖値が上がります。グァバの葉のポリフェノールには、糖質をブドウ糖に分解する酵素の働きを抑える効果があり、血液中への糖の吸収を遅らせ、血糖値の上昇を抑えます。結果、高血糖が原因で起こる糖尿病の予防にも効果があります。

グァバ

グァバの健康・美容効果

  • 血糖値を下げる効果
  • ダイエット効果
  • 動脈硬化を予防・改善する効果
  • 高血圧を予防する効果
  • 便秘や下痢を解消する効果
  • 感染症を予防・改善する効果

目次

血糖値を下げる効果

グァバの葉には、ポリフェノールが豊富に含まれています。 グァバの葉のポリフェノールには、糖質をブドウ糖に分解する酵素の働きを抑える効果があり、血液中への糖の吸収を遅らせ、血糖値の上昇を抑えます。結果、高血糖が原因で起こる糖尿病の予防にも効果があります。

ダイエット効果

グァバの葉に含まれているポリフェノールの効果により、体内に吸収されるブドウ糖の量が減少します。 体内に余分に吸収されたブドウ糖は、脂肪に変換されて蓄積されます。このため、体内での脂肪合成減少が見込まれ、ダイエット効果が期待できます。

動脈硬化を予防・改善する効果

血液中の悪玉(LDL)コレステロールが増加すると、血管の内壁が脂質で分厚くなり、こぶのようにせり出して血管を狭めるため、高血圧や動脈硬化などが引き起こされます。グァバの葉や果実に豊富に含まれるビタミンCや食物繊維には、血中の悪玉(LDL)コレステロールを減少させ血液をきれいにする働きがあります。さらに、ケルセチンには血液中の抗酸化力を高め、血流を改善したり、血管の健康を保つ効果があり、動脈硬化の予防に効果的です。

高血圧を予防する効果

グァバの葉や果実にはカリウムが豊富に含まれています。カリウムは体内でナトリウムとバランスを取り合って存在しています。体内のナトリウム濃度が高くなると、濃度を薄めようとして水を取り込み体液量が増加してしまうため、血管が圧迫され血圧が上がってしまいます。カリウムには、ナトリウムを排泄させる働きがあるため高血圧の予防に効果があります。

便秘や下痢を解消する効果

グァバの葉エキスは、腸内の有害物質を吸着して一緒に体外へ排泄する働きを持っています。また、腸内の善玉菌を増やし、腸の調子を整える働きも持つため、便秘の解消に効果を発揮します。さらに、グァバの葉に含まれるタンニンには抗菌効果があり腸内の悪玉菌を減らす働きがあるため、下痢の予防にも効果的です。

感染症を予防・改善する効果

グァバの葉のエキスは、体外から侵入してきた細菌やウイルスなどを撃退する役割を担っています。白血球の働きを高め、自らも細菌やウイルスと闘う力を持っています。さらに、β-カロテンやビタミンEと一緒に摂取することでビタミンCの働きが強くなるため、グァバを積極的に摂取することで免疫力を高め、風邪などの感染症を予防したり、病気の回復を早める効果があります。

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